あ、嘘…
私は花壇に水をあげている時、濡れている土に滑ってホースを手から離してしまった。

そして、そこは屋上だから、結果は、柵から落ちてしまうと言うもの。
「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

…っ、
私はもしかしてと思い、ホースで…

考えると恐ろしい。
どうしよう…


私は無我夢中で階段を降りた。
一個下の階にはベンチがあり、もしかしたら…

やっぱり
濡れている女子は、恐らく一年生。
にしても…
シャツから透けているシルエットはとてもスラッとしていた。ああもう。

こんな姿で歩いていたら,シャツから透けている下着に鼻血を出す奴がいそう…

って、キモ!
私って、、、こんな思考する人だったっけ?
いや、今はそれどころじゃ無いんだ!
私はその女子に声をかけて、ドライヤーのある所へ連れて行った。

中に誰かいるかな…
確認して、誰もいないと分かり、戻ろうとすると、靴紐がひっかかってしまった。

それを解いて、外に出ると、
「あれ?
藤咲さ…ん?」

いない?
どうしよう…
もしかしたら、私のことを嫌と思って、どこかにいってしまった?

うう…なんか、こわいなあ、、、