だめだ…紗夜香が怖がってる。
「ホンっとにごめん!」
わたしはメガネを外した。

途端に紗夜香の緊張感が解けた。

「あーららららら
これはこれは。ゆきちゃんじゃない。
メガネだけで印象変わるのねぇ。」

そして、同時に、
「え?」
女子の緊迫した声が聞こえた。



「ふじさ…きさん?」

うわ!大大大大大大大大大大ピンチ!