勇気をだして、 私は自分の過去を話し始める。 『嫌だ、俺は諦めが悪い男だから、それに桜陽には俺が必要だ、未来は俺が変えてやる。なんてたって運の強い男だからな!』 ドヤ顔なんてしないでよ! 『桜陽の小さな手を俺が包んでいれば絶対大丈夫だから、信じろ、信じろ!』 こんな力強い言葉。なんで諦めてくれないのよ…! 私は声を上げて泣いた、不安はまだ完全に拭えないけど、それでも…。