後輩の医師が隣で何か言いたそうだったが、それを無視して全部平らげた。


 これで午後からも頑張れる!


 こんな毎日が続くのかと思うと俺は幸せで。


 お互いの仕事は24時間眠らない、忙しい所だ。


 すれ違う事の方が多いが、それでも二人の時間が会えば大切にし、甘やかし疲れている体に優しくしてやりたい。


 なのに何故?最後の言葉が


 “しあわせになって下さい”何だ…


 俺が幸せにしたいのは、桜陽なのに。



 どうして??


 直ぐにでも桜陽に会いたい、話がしたい。


 だか、命は待ってくれない。


 俺は冷たいシャワーを浴び、着替えて桜陽の気持ちを殺して病院へ向かった。