私はその言葉が嬉しくて涙が流れ、彼女は大丈夫、大丈夫と背中を優しくなででくれる。


 彼女が天使にみえた。


 

 その日の夜私は久しぶりにおばちゃんの夢を見た。


 「いつ、どんな時も笑顔で、あいさつ忘れないで大丈夫、桜陽は天使に愛されているからね、おばちゃんは桜陽の笑顔が一番好き」



 ありがとうおばちゃん、私もおばちゃんの笑顔が一番好きだよ。



 向日葵の優しさとおばちゃんの夢を見たせいか、その夜はグッスリ眠れた。