エリート外科医より、私は仕事!〜ウェディングドレスは心も身体もあなた色に〜


 窓から見える海は今日も変わらず、エメラルドに輝いている。

 午後には沖縄を離れることになる、過ごした時間もあっと言う間に終わり、楽しい思い出ばかり。

 雅姫さんと一緒に沖縄に来れて本当に良かった。アメリカから帰ってきたらまた一緒に沖縄に来たいなぁ。

 どうしてこんなに沖縄が好きになったんだろうな。


 景色、人、流れる時間、研修も沖縄で経験出来て私の財産になった。お客様がホテルを後にする時の笑顔は、私の心を温かくしてくれる。


 そんなときはこの仕事に出会えたことが、私の幸せ。


 ホテルで仕事をしていたから雅姫さんに出会えた、だから私は仕事も大好きだったけど、彼の魅力に惹かれ仕事より雅姫さんを選んだ。


 ホテルの仕事を諦めたわけではないけれど、チャンスがあれば…また。


 帰ったら本格的にアメリカ行きの準備に入らないと、初めての海外生活。不安が無いと言ったら嘘になる。


 雅姫さんが側にいてくれるから。きっと頑張れる!

 


 『桜陽そろそろチェックアウトの準備は出来ているか?』


 私は振り向き「いつでも大丈夫!」


 ドアをノックする音。スタッフが私達の荷物を受け取りに来てくれた。



 心残りは教会を見学出来なかったこと…チェックアウトをする為にフロントへ。


 教会はこのホテルの近くのになぁ…。雅姫さんに気づかれないように、軽くため息を漏らす。