古宇利島は別名「恋島」とも呼ばれ島全体がパワースポットとして有名で。
私達は手を繋ぎ、ゆっくりと白い砂浜を歩く、風が心地よい。
太陽の角度が少しずつ変わり、海の光りの反射もまた海の色を変えていく。
『今度はエメラルドグリーンだな…』
太陽の光りが一番強く美しさを増していく。
『沖縄の海はまるで桜陽だな』
“っん…どう言う意味だろう”と首を傾げながら雅姫さんの顔を見る。
『桜陽は、海のように俺に色んな顔を見せてくれる、沢山の笑顔に、拗ねた顔、泣顔、怒った顔、これからも、もっともっと色んな桜陽を俺に見せてくれ』と
光りを浴びた雅姫さんの笑顔は眩しく、嬉しくて涙が溢れそう。
そんな私の頭を大きな手で優しく触れてくる。“それが一番私が弱いんだってば”。
二人でティーヌ浜を歩いて目指す。そこには形がハートそっくりの岩礁、[ハートロック]がある。
「岩がハート型に見える、不思議!」
『自然は凄いな…』
“…うん” 本当に凄い。
ハートロックを眺めながら、私は雅姫さんに寄り添い心のなかで。
雅姫さんの隣で“桜の花ように癒し、陽だまりのような温もりで、ずっと支えて生きたい。
そうハートロックに願いをかけた。



