優くんの誕生日が過ぎると辺りは一気にクリスマスモードになった。




「どう、桜良....このお茶美味しい?」



「はい、とっても美味しいです!」



この間お断りをしてしまったお茶を改めて奏くん家でご馳走になっいている。






....今年こそ奏くんとクリスマス過ごせるかな。




去年は奏くんが海外である会社関係の集まりで過ごせなかった....




だから今年こそクリスマスもお正月も一緒に過ごしたい!



「──良、桜良聞いてる?」



「え、はい!なんでしょう....!」



「ふっ、聞いてなかった?」



「ご、ごめんなさい....」



クリスマスのことを考えてて奏くんの話を聞いていなかった。




話を聞いていなかった私を起こりもせずに優しく笑って奏くんはもう一度話してくれた。