「私にとって優くん呼びは特別なものだから....」



小さい頃から呼んでるからこの呼び方には愛着があるし


それに一番私の中で自然.....



「そんなこと言われたらもう呼んでなんて言えねぇよ....ボソッ」



「え、優くん?」


「いいよ、もう優くん呼びで....俺も桜良にそう呼ばれるのがいちばんしっくりくるわ」




なんだか窓越しに写る優くんの表情が少し嬉しそうに見えた。



「うん!優くん改めて17歳おめでとう!」



この1年優くんにとって素敵な年になりますように。



そう思いを込めた。