「ほら桜良行くぞ!」


「あ、うん....」




第3ホールに向かうために優くんにエスコートしてもらう。





今日のためにお母様が特注したオーダーメイドのドレス。




きらきらと光があたると輝き出すダイヤがちりばめられたドレス。



それに私の名前にも入っている桜の花びらが着いているのも特徴。





私がこんな可愛いもの着てもいいのかなって思うほどにこのドレスは綺麗で可愛い。





「優真、私....変じゃない?」



ホールに近づけば近づくほど自信が無くなる。




優くんが似合ってるなんて言うわけもないけどそれでも気を紛らわすために聞いた。




「.....似合ってるよ、おばさんがお前のために用意したドレスだろ?似合わなくてどうすんだよっ」



唖然とする。



でも、優くんの言う通りだ....