「それじゃあ行きましょうか奏くん!」
「......うん、その前に着替えようか桜良」
奏くんは私の姿を凝視して着替えるように勧める。
「そ、そうですね....」
ずっとこの格好をしていたから感覚がおかしくなったみたい。
私は急いで着替えに行った。
「おまたせしました....」
更衣室の前の壁によりかかりながら待っている奏くん。
私に気づくなりニコッと爽やかな笑顔で駆け寄ってきた。
「うん、それじゃあ行こうか」
「はい!」
奏くんと一緒に回っていて置いていかれることなんてなく私のスピード似合わせて歩いてくれた。
私がいいなぁ〜って心の中で思ったものは奏くんが察してお店に入ってくれたりした。
相変わらず紳士な奏くんに私は釣り合うように頑張ろうと思った。