泥甘な恋に溺れて



「へぇ〜そっか....」



あ、れ......?



なんか....怒ってる....?



「か、奏くん?」




「桜良よく似合ってるね、可愛いよ」



ホッ.....


気のせいだったみたい。



「ありがとうございます奏くん!」



奏くんの顔が一瞬曇って見えたのは私の見間違いみたいだった。



「ねぇ桜良そろそろ交代の時間とかじゃない?」



奏くんに言われて時計を見ると15時半をまわっていた。



「あっ!ほんとですね!」


「僕、このあと時間あるんだけど一緒に回ってくれない?」



ニコッと手を差し出してくれる。



奏くんに誘われると思ってなかったから嬉しい。



「は、はい....私なんかでよければ」



照れながらもそっと奏くんの手を取った。