でも、そのおかげで参考書を選んだ後、奏くんに勉強を教えて貰えることになった。 奏くんは私よりも2歳年上で来年大学生になる。 だから勉強を見てもらうのはいい口実。 それに奏くんは教え方が上手だから実際すっごくためになる。 「桜良これとかどうかな?僕のおすすめ」 「これにします!」 奏くんのおすすめ買わないわけないです。 私は即決で参考書を買い奏くん家へ向かった。