泥甘な恋に溺れて





「たくっ桜良は目離すとすぐこれだ」



「す、すみません....」




私が優くんの後をしっかりついて行かなかったからこんなことに....




「あー違うって桜良は悪くねぇよ俺が先行ったのが悪かった、すまん」



ぶっきらぼうな優くん....


少し照れながら顔を背けて謝る。



こんなことを思ったら失礼かもしれないけどなんだか可愛い....




時々見せる優くんの素直な顔が可愛いと思ってしまう。



本人に言ったら絶対怒られるから言わないけど.....




「それじゃあ優くん、今度こそ2人で回りましょう!」




「あぁそうだな....」



今度こそふたりで回ろうと正面を見た時、ある人物の姿が見えた。



あっ、奏く....っ



......え?