「来栖さん行ってきていいよ!」



「そうだよ、来栖さんのおかげで結構まだ作るのに余裕あるから行ってきなよ」





みなさん.....


「ありがとうございます、それでは後お願いしますね」



ペコッと頭を下げて優くんと一緒にまわった。






「優くん優くん!見てください!色々ありますよ!」



今日の私はテンションが上がっていて優くんの服をクイクイ引っ張った。



そうすると優くんはまるで小さい子供がはしゃいでいるのを見るような目でこちらを見た。




「優くんは何食べますか?」



「ふはっ、桜良食い物のことばっか」


「はぁーダメだ腹いてー」と言いながら可笑しそうにクスクス笑う。




「兄貴には絶対こんな姿見せないだろ?」



ゔっ、確かに....


奏くんには絶対こんな姿見せない。


こんな姿は淑女とはかけ離れてるから....