「いらっしゃいませ〜1年A組へようこそー」
「ご主人様ご案内でーす」
「オーダー入りまーす」
いよいよ始まった文化祭。
私たちのクラスはかなりの大盛況でお客さんで溢れた。
実行委員としてはとても満足。
調理係の私は忙しなく、急いで作っている。
バタバタしていて休憩取れるかも怪しい。
気づけば13時を回っていた。
──ガラガラッ!
「桜良、居るか?」
調理室を覗きに来た優くん。
その姿は執事服を着ていていつもとは違う雰囲気だった。
周りを見渡すとみんな目をハートにさせていた。
「はい!ここにいます!」
「そろそろ交代の時間だぞ、」
時計を見るともう少しで交代の14時だった。
でもここで私が抜けるとみんなが大変になっちゃうのでは....