泥甘な恋に溺れて



ど、ど....どうしましょう.....




優くん絶対これを着て似合わない私をからかうつもりです!



さっきの笑みを思い出すだけでゾクッと背筋が凍る。



ここまできて着替えないわけもいかなく私は渋々着替えた。




こうゆうのを着たことなくて少し手間取った。




「これで合ってるんでしょうか....」




段々と不安になってきました....



もう来たから見せずに着替えても問題ないよね....




「おい、桜良まだか?」



痺れを切らしたかのように壁をコンコンと叩く。




「あ、あの....っと、とてもお見せできるようなものではなくて.....っ....だ、だからですね───」



「あーごちゃごちゃうるせーなっ!開けるぞ!」



え、うそ.....



「待っ────」



─────シャー



勢いよくカーテンが開きバチッと優くんと視線が交わる。