「それでは行ってらっしゃいませお嬢様」


「はい、行ってきます」





奏くんとの待ち合わせは駅前の広場。




きっと奏くんのことだからもう着いてるはず。






キョロキョロと広場の辺りを見渡すと人気は目立つ彼の姿が.....





近づいて声をかける。





「奏くんっ!」



そう彼の名前を口にするとパァッと花が咲くような笑顔。



「桜良.....っ」



そうして私の名前を呼んでくれる。


幸せ.....