泥甘な恋に溺れて


「奏くんのクラスは何をやるのですか?」



「ん?うちのクラスはお化け屋敷だよ」




「え、そ....そうなんですか....っ」



お化け屋敷....


奏くんのクラス周りに行きたかったけど行けそうにありません....




「ふふっ桜良お化け屋敷苦手だもんね」




「はい....」


とっても残念です....




「でも、僕も文化祭当日生徒会の仕事やらであんまり参加できそうにないんだよね....」




え、そんなぁ....



またまたガクッと肩を落とす。



「でも桜良のクラスは覗きに行くね」




「ほんとですか!?」




奏くんのその一言でパァァっと明るくなる。