泥甘な恋に溺れて



「もちろん、桜良と帰りたいんだけどいい?」



首を傾げる姿すら様になってかっこいい。




言葉が出なくて全力でコクコクと頷く。




そうすると優しくふわりと笑い頭をぽんとされる。



その笑顔は周りにいた女の子たちもノックアウトしてしまったらしい。



ここにいる女の子全員がハートを射抜かれたに違いない。





「ん?....ふふっ」



急に笑いだした奏くん。



私の髪にスルッと指を通す。



「紙くずついてたよ」



優しく取ってくれる。



距離が近すぎて心臓がバクバクすごい音を立ててる。


奏くんに聞こえないか心配になる。



「あ、ありがとうございます.....奏くん」