「まぁ!さすがCruzグループのご令嬢だわ〜何をやらせても完璧ね」


私がいけた花をうっとりとした目で見る先生。



Cruzグループのご令嬢.....


やっぱり私はそれで一括りにされる。


それが少し虚しい気持ちになる。





「いえ、そんなことありませんよ先生の教えが上手だからですわ、これからも精進致します」




「まぁまぁなんてご謙虚な」



満足そうな顔をする先生にホッとする。



「それでは今日はこの辺で失礼致します」



スっと畳に手を付き綺麗な形でお辞儀をする。