泥甘な恋に溺れて





「おっと、そろそろ時間か、まぁゆっくりしていっておくれ桜良」







「はい、ありがとうございます」








私と優くんは二人きりになった。






さっきから黙りっぱなし。







顔を覗くと難しそうな顔をしている。







何考えてるんだろう....






優くんに声をかけようとした時パッと会場の灯りが消えた。






そして会場の階段にライトがあたる。







何が始まるんだろう....







そう思ってみていると人影が映る。












え、───







奏くん──?









私の瞳に映ったのは女の人と腕を組んで階段をおりてくる奏くんの姿。