泥甘な恋に溺れて


え、受験が終わってる!?




それはどうゆうこと!?





理解が追いつかない.....






「奏くんはもう大学生なんですか?」




でも高校に通ってるし....




うーんさっぱり分からない!





「いや、正確にはまだ高三だよ」






「えっと、どうゆうことなんでしょうか?」




私の頭では理解が追いつかない。



「うん、桜良も知ってるとは思うけど僕中学の頃からここの大学A判定だったんだ」





そう確かに奏くんは中学生の頃から再難関校と呼ばれる大学の模試でいつもA判定だった。





「正直高校なんてどこでも良かったんだ僕にとっては過程に過ぎないからね」



そうなんだ....




ここも名門校だけど奏くんならさらに上に行けた。




それなのにここの高校を選んだのはそうゆうことだったんだ。