泥甘な恋に溺れて



優くんの方から圧が感じます....



きっとここで奏くんの方を選んだら後で絶対嫌がらせされます....




優くんは昔から私をからかって楽しんでました。



だから今回も優くんの方を選ばないときっとあとが怖いはずです.....






「えと、優────」




「こんなバカげたことやめない?桜良がこんなにも悩んだ顔してるんだから、それに時間ももったいないと思わない?」




ね?とさりげなく助け舟を出してくれる奏くん。



「は、はい。そうですね、せっかくのお時間がもったいないですもんね!」




奏くんのおかげで助かりました。




隣で不服そうな顔をする優くん。



なぜ今日はこんなにも機嫌が悪いんでしょう。