泥甘な恋に溺れて





私の周りから友達がいなくなったのも、




孤立するようになったのも、







みんな....萌奈ちゃんが仕組んだことだったの....





ショックが大きすぎて私はもう放心状態だった。





あの優しさが



笑顔が偽りだったと思うと






私の中の何かが音を立てて崩れていった。






「まぁバレちゃったのは予想外だったけど、これからもよろしくね、桜.良.ちゃん!」




私の肩にポンと手を置いてニッコリ笑う彼女の顔が私にはもう仮面にしか見えなかった。






「ふふっ優真くんとの事邪魔しないでね?」





ボソッと最後にかるく耳打ちをされ、萌奈ちゃんは教室を出ていった。










──ピシャッと扉が閉まると私は崩れるようにゆかに座り込んだ。





脚に力が入らなくてただただ泣いた。





私が見てきた2年間はなんだったんだろう。




わかっているつもりが彼女のことなんにもわかっていなかった。