泥甘な恋に溺れて




萌奈ちゃんに言われた通りに視聴覚室に向かった。






「あった!これかな?」




視聴覚室に入って直ぐに見つけた名簿。






これを持って早く先生に届けようと思った時だった。





「え〜ほんとにここにいるの〜?」




「マジだって〜ここ鍵閉めちゃおうよ」





クスクスと笑う声に混じえて聞こえたそんな会話。





その会話と同時にカチャッと鍵の閉まる音がした。



「ほらこれで出れない行こ行こ!」



え、うそ....っ!




まさかと思いドアに手をかけた。




引っ張ってもドアは開かなかった。





さっきの会話から察するにこれは故意に閉じ込めたってこと??






でもなんでそんなことを....






優くんの言った通りに早く帰ればよかった....







今更そんなこと思っても遅いよね。