泥甘な恋に溺れて




「へぇ〜優真くんから貰ったんだ....でも桜良ちゃん誕生日まだだよね?」





「はい、そうなんですけど、クリスマスに優くんがプレゼントってことでくれたんです....」





優くんは分かりずらいけど本当はすっごく優しい。





「ウザ....ボソッ」




......?萌奈ちゃん?




「ごめんね、桜良ちゃんこの後先生に呼ばれてて今日はもう行くね!」





「あ、はい....」




「それじゃあね!」






萌奈ちゃんはランチバックを片手に校舎へと戻って行った。




なんだか一瞬萌奈ちゃんの顔色が悪く見えた。






「大丈夫かな....」






──ピロンッ





ん?誰だろう....




私も片付けて戻ろうとしたらポッケに入れていた携帯が音を立てた。




【桜良悪い、今日親父に呼ばれて帰り一緒に帰れそうにない。もしものことがあるかもしれないから桜良も早めに帰れよ!】





そっか〜優くんおじ様に呼ばれちゃったんだ。



でもすっかり落ち着いてきたし大丈夫だよね。



念の為優くんの言う通り早く帰ろう。