泥甘な恋に溺れて



「急にどうしたんですか?」




これは何に対しての謝罪?



分からないけど表情がとても辛そうで苦しそう。



「クリスマス.....僕から誘ったのに、結局行けなくなってごめん....」




奏くんは今日までずっとそのことに対して悔いていたのかな....




断られた時はショックだったけど。



でも今はもう平気。



「奏くん私はもう気にしてませんよ」



「それはどうゆう──」



頭を下げる奏くんの側まで行きギュッと優しく抱きしめた。



「桜良......?」



うろたえる奏くん。




「確かに断られた時は傷つきました....だけど今は本当に気にしてないんです....だからそんな苦しそうな顔しないでください....っ」




もう充分あの日を後悔している奏くんの気持ちは伝わった。






軽くごめんで終わらすことも出来たのに奏くんはそうしないでずっと気にしててくれた....




それだけで充分....