泥甘な恋に溺れて



うぅ奏くんが注いでくれた紅茶美味しいです....




向かい側に座る奏くんはお茶を飲む姿もとっても気品があります。



私も早く奏くんに見合うようになりたいです。




ポーっと見つめながら奏くんが入れてくれたお茶を堪能していると




突然バーンッと大きな音を立てて奏くんの部屋の扉が開いた。







その音にビクッとして、扉の方を見る。




「おい兄貴、なんで兄貴の部屋に桜良がいんだよ!」



少し怒り気味でズンズンと奏くんの部屋に足を入れる。