泥甘な恋に溺れて


触れられた足がピクっと反応する。



奏くんの手、冷たい....



「い.....ッ」



少し捻られ痛みが走る。




「ここか....ごめんね桜良ちょっと我慢して」




捻ったところに薬を塗って包帯を巻いてくれる。



手際が良くて直ぐに終わった。





「どう?動かして痛くない?」



「はい、大丈夫です。ありがとうございます奏くん!」



ぐるぐると足を動かしてもあまり痛みがない。




「そっか、なら良かった」



ニコッと微笑んで使ったものを棚に戻す奏くん。




一歩二歩と私の方に近づいてきて視線が交わる。



......そういえば私、奏くんと話すの久しぶりかも....



普通に話していて気づかなかった。



気づいた途端少し気まずくなる....




「桜良....ごめんね」



突然の謝罪。