泥甘な恋に溺れて




「桜良ちゃん最近元気ないね....」



「え、そんなことないですよ....」




──お昼休み、萌奈ちゃんと一緒に外で昼食をとっていると不意にそんなことを聞かれた。




やっぱり顔に出ちゃってるのかな....



あれからどんどん私のものがなくなってった。




買いなおしてはいるけど無くなるんじゃキリがない。



どうしたらいいのかな....



「ねぇ桜良ちゃんもし悩みがあるならなんでも聞くよ?私たち友達じゃん!」



手をぎゅっと握って本気で心配してくれる。




萌奈ちゃんみたいな友達がいてよかったって心から思った。



萌奈ちゃんになら話していいかな....



「ありがとう萌奈ちゃん。実はね──」




私は最近自分のものがなくなっていることを話した。



「なにそれ!酷い!」



萌奈ちゃんもカンカンで、私のことなのに怒ってくれた。



「そのうち帰ってくるかもしれないんですけどね」