「優くんおはよう....」
「はよっ、桜良....はぁ〜寝みぃ〜」
朝から大欠伸をして眠そうな優くん。
「ふふっ優くん寝癖ついてるよ」
ぴょんとはねた横髪を手を伸ばして直してあげた。
もっとスムーズに直してあげたかったけど背伸びしてギリギリだった。
「優くんどうかした....?」
ジッと人の顔を見る。
「ちけぇんだよっ」
そう言うと優くんは私のおでこに自分のおでこをコツンとぶつけた。
あまりの近さにかぁぁっと赤くなる。
「お前....その反応....ボソッ」
「ご、ごめんねっ優くん」
私ったら優くんがおでこをぶつけてやっとその近さを認識するとは....
優くん不快だったかな....
「たくっ、逃げんなよ」
同じ車に乗り込む。