泥甘な恋に溺れて


ポツリと言葉が漏れるほど綺麗だった。



一瞬で目が引き寄せられる。




その美しさから目が離せられない。




さっきまでの最悪な気分から一気にテンションが上がった。


あ....っそっか....


優くんもしかして、私が落ち込んでたから気を使って連れてきてくれたのかな....?



「ありがとう....優くん....」



連れてきてくれたのもだけど、慰めてくれてありがとう....



最悪なクリスマスが最高のクリスマスになったよ。



「なぁ桜良、最高はまだだよ?」



イルミネーションの最終地点に着くと優くんは私と向かいあわせの状態で立って片手で私の目を塞ぐ。




チャリっと下の方で音が鳴って。


手首になにか冷たいものがあたってなんなのか気になる。



「メリークリスマス桜良」



そう言われるのと同時に目元から手が離れていく。



右手首を確認するとそこには宝石が埋め込まれたブレスレットがはめられていた。