泥甘な恋に溺れて



「ありがとう....優くん....」




優くんが来てくれてよかった。




いつも意地悪でちょっと苦手な優くんが今日はとても安心できた。




ぎゅって抱きしめてもらってるのがなんだかホッとする。



気づけば私も優くんのコートを掴み返していた。





「なぁ桜良俺行きたいとこあるんだけど」



私が泣き止んだのを確認すると手を引いて走り出す。




いったいどこに行くのやら私は繋がれた手に引かれて着いて行った。





「はぁ良かったまだやってるみたいだな....」



優くんに連れられてきた場所は。




「イルミネーション....?」



「そう!良かった間に合って、ほら桜良行くぞ」



私の手を引いてイルミネーション街を歩く。



いつもよりスピードが遅めで私が周りを見るスピードに合わせてくれてる。




「綺麗....」