泥甘な恋に溺れて



...... しょうがない、しょうがないよね....



用事だもん....




しょうが....ない.....よね....



奏くんにドタキャンされたのなんか初めて....



こんなに可愛くしてもらったのに.....



「無駄になっちゃったかな....」


ごめんね、みんな.....



あんなに応援してくれたのに。


結局見せられもしなかった。



この寒空のしたでいい加減帰った方がいいのはわかっていても足が動かなかった。




あれから何分経ったんだろう。



気づけば空から雪が降り始めていた。


ホワイトクリスマスだ....



奏くんと見たかった....




もう少しだけいようかな。




そう思った時だった。



「桜良ー!」



どこかから私を呼ぶ声が聞こえた。



「奏....くん....」



来てくれたのかな....



少し嬉しくなったのもつかの間。



「お前こんなとこで何やってんだよっ!」



「優.....くん.....」


奏くんじゃない....