泥甘な恋に溺れて



「お嬢様はみなに慕われていますね」


ふと、杉下さんがそんなことを口にする。




「ふふっそうですね、私もお屋敷にいる皆が大好きです」


両親が海外に行ってからも寂しくなかったのは私を暖かく支えてくれるみんながいたから。




「あ、もちろん杉下さんのことも好きですよ」


私が生まれた時から今までずっとそばに居てくれてる一人。




「それは嬉しゅうございます、わたくしもお嬢様のこと大切に思っております」




なんだか今日は胸がジーンとすることばっか。


みんなが私を好きでいてるれてることに涙が出そうになる。








「お嬢様お着きになられましたよ」



涙しそうになるところ目的地へ着いた。


おかげで涙は引っ込んだ。




「ありがとう杉下さん、いってきます」




「はい、行ってらっしゃいませお嬢様」






奏くんもう来てるかな....


約束の15分前。


いつもなら来てる頃だよね。