一途な敏腕社長はピュアな彼女を逃さない

「マスター、助かった!!
よし!総司、この女をホテルの部屋に
押し込めるから行くぞ!!」

解放される喜びに、ひげ面のマスターがまるで神様のように見える。

「あー、やっと解放されますね!!
肉体労働は嫌ですが、一刻も早く帰りたいので
仕方ないですね」

二人は立ち上がると、ソファの上で
イビキをかいて爆睡する凪沙の前に立った。


「こいつはほんとに女なのか?」


俺は呆れた表情で大口を開けてイビキをかく凪沙を
見下ろす。


「まあ、どちらにしても猛獣なのは
間違いないですね...
無駄に背が高いから重そうですよ...」


総司は凪沙を見下ろしながら、あからさまに
嫌そうに顔を歪めている。


「俺は左肩を担ぐから
総司は右を頼む!」


そう言って俺は眠ったままの凪沙を座らせると
自分の左肩に凪沙の腕をまわして
反対側の腕は総司が担いで、バーを出た。


そして、マスターが呼んだタクシーへと
三人で乗り込んだ。


そしてホテルのカウンターで総司が受付を済ませると
、部屋に凪沙を押し込む。

そして俺たちが解放された頃には
時計の針は朝の8時を指していた。