翼はかよ子の寝ている横にそっと腰を下ろすと

かよ子のブラウスに手をかけ

一段一段ゆっくりとボタンを外していく。


全部外し終えてブラウスを左右に開くと

白いキャミソールの胸の膨らみに

翼は思わずゴクリと息を飲んだ。


そして、かよ子の顔の横に手をつくと

そっとかよ子の赤い唇に自分の唇を合わせた。


ゆっくりと唇を離してかよ子の顔を覗くが

スースーと可愛い寝息をたてて

いっこうに起きる気配はない。


「かよ子さん、起きて...」


翼は祈るようにかよ子の耳元にそっと呟く。


そして今度は額、頬、首筋に順々に

優しくキスをする。


「かよ子さん...早く俺のものになって...」


そして、翼は最後にかよ子の白い胸元に

チゥッと吸い付いた。


「ん......」


かよ子は目をつぶったまま

少し顔を歪める。


翼がそっと唇を離すと

かよ子の白い胸元には赤い印が残されていた。


翼はハッと顔をあげると

かよ子は何も知らずにすやすやと

あどけない寝顔を向けている。


俺はかよ子さんになにしてんだ...


かよ子の白い肌に跡を残してしまったことに

激しい後悔が押し寄せてくる。


翼は自分の頭をガシガシかくと

頭を冷やすべく、寝室を後にした。