一途な敏腕社長はピュアな彼女を逃さない

翼が途方にくれている頃
カヨ子はいつものように
キャンバスに向かって筆を走らせていた。



グゥ~~



自分のお腹の音にハッとして
朝から何も食べずに没頭していたことに
気付く。


時計を見ると針はすでに 18時を指していた


もうこんな時間!?


そりゃお腹も空くはずだ...


「あたたたっ」

ぐーっと両腕を上へ伸ばすと
凝り固まった体が悲鳴をあげた。

今日の夜は何を作ろうかな...

そういえばまだ冷凍庫に牛肉が少し
残ってたはずだけど...


私はキッチンの冷蔵庫をあけて中身を確認する。


じゃが芋とニンジンと糸こんにゃくあるし
今夜は肉じゃがにしよう!



そして材料を冷蔵庫から取り出すと
扉を閉めた。



その時、


コンコンコン


静かな部屋に
玄関を叩く音が響いた。