秋バラも盛りを過ぎ、収穫を終えた畑の片隅や空き地に、黄色の長い花穂をつけたセイタカアワダチソウが姿を現すようになった。

 どこまでも透きとおるような秋の青空に映えるピュアイエローの花。風に揺れる風情も日本の景色に馴染んでいる。それなのに、この詩的な名をつけられた植物は、どこか和の響きのある名前にもかかわらず、北アメリカ原産の外来種だそうだ。