遠慮なんかしてやんないんだから。 シャツの下へと手を滑らせ、触れた素肌。 筋肉質な体。 シャツを捲って見えた鍛えられた体は、すごくきれい。 その肌に舌を這わせ、上へと移動していくと……。 襖の向こうから、聞こえてきた足音。 その音はこっちに近づいてきていて、私は暁から離れた。 襖へと目を向ければ、そこは開けっ放し。 ……いけないいけない。 このままだと見られるところだった。 こんなところ誰かに見られたらやばすぎるよ……。