───────────────────
「じゃあまた明日~♪」
「はい!お疲れ様です!」
大学でのお手伝いも、何でも屋の仕事もやっと終わって、んーっと伸びをして足を進める。
(心音さんと2人で帰るのももう慣れちゃった)
いつも3人で帰っていた道のりも今じゃ心音さんと2人っきり。そんな事にももう慣れ始めていた。
家に着けば余り物で夜ご飯を作って、ご飯を食べて、お風呂に入る。
それだけは今までと変わらない流れで。
変わったことと言えば
心音さんと2人っきりで帰ることと、
「………あ。もしもし蒼空さ~ん!」
"よぉ"
寝る前に蒼空さんと電話をすること。
引越しの準備やら何やらで忙しい蒼空さんだけど、毎日こうやって電話は欠かさずしてくれるんだ。
「でね~ 心音さんが爆発させたの!火事になるかと思った」
"ははっ、コスプレ燃えたら良かったのに"
「今日は確か桜の木をイメージした衣装だったな~」
"なにそれ。逆に見てぇわ"
こうやって、他愛も無い話をする。
主に今日あった事の小ネタ集だけどね。
電話越しから聞こえる蒼空さんの笑い声が大好きで、毎日今日はなんの話が出来るかな~って探り探り。
「ねえ、蒼空さん」
"ん?"
こんな毎日も大好きだけど
「………テレビ電話してもいい?」
今日はなんだか、蒼空さんの顔が見たい。



