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「………、……」
朝。
目を覚ますと、とても可愛らしい顔で眠る蒼空さんが目の前にいた。
(腕…痺れないのかな)
いつから腕枕をしてくれてたんだろう…
痺れちゃうよね、そう思って離れようとするも
「わっ!」
背を向けた瞬間、お腹に回された腕により捕らえられてしまった。
「そ、らさ…起きて……る?」
いや……起きてない。
後ろから寝息が聞こえてくるんだもん。
(寝てるくせになんで分かるの…)
私が離れようとした瞬間、毎度捕まえられてしまう。
意識があるのかないのか…
寝ているのだからないに決まってるのに。
(うぅ…あつい…)
お腹に触れる手。
服越しなのに、その部分がジワジワと熱くなっていく。
(昨日はこの手に愛されて…)
ドクン、と胸が大きく高鳴った。
「ん………」
「!!」
蒼空さんの寝息が耳にかかると、
呼吸が乱れるのはなぜだろう…
背筋がゾクゾクして
触れているところが熱くって
(もう1度抱かれたい…)
……なんて
変態度が増してる気がする。
これが俗に言う"依存"なのかな。
1度触れ合ってしまうと、もっとって求めてしまう。
「っ………」
ああ、ダメだ、
………興奮してきた。
「そっ…らさん!!起きて!朝だよっ!!」
その気持ちをどうにか抑え込もうと、お腹にある手を剥がして、蒼空さんの身体を揺さぶった。
まだ眠たそうに薄らと目を開けた彼は
「んっ!」
気持ちが高揚している私に、
軽く触れるだけのキスを1回。
「………おはよ」
ふわりと優しい笑みを浮かべた。
ああ、もう……
そんな事をされると
(もっと触れたくなるんだってば……)
人の気も知らずにっ。



