甘い空気感に吐息が次第に熱くなっていって
伸ばした手でそっと触れた蒼空さんの頬は、少し熱を持っていた。
「……眠たく、ないの?」
「眠たくない」
「ウソ、だって頬熱いし…」
少し熱いのは、眠たいからでしょ?
だって私の身体も今熱いし。
「…眠いから熱いってわけじゃねーよ」
少し呆れたようにして言う彼は、私の手が離れないようにか、その上から自分の手を重ねた。
「それぐらい、分かんねーの?」
そして、蒼空さんの目が
雰囲気が
普段の感じとは違って
「っ、」
手のひらにチュッとキスを落とされると
「お前のこと、誘ってるんだけど。」
甘い声でそう言う。
誘ってるって……
いや、まあ、
そんな雰囲気だってことには気づいていたけど
「返事は?」
「あ、えっ…と……」
緊張して、上手く喋れない。
そんなの……断る理由なんてないのに。
「分かってるくせに……」
私はずっと蒼空さんとそーゆー関係になりたいって思ってたんだから。



