「おやすみ…蒼空さん」
触れるだけの軽いキスを1回。
もう寝よう。最後に蒼空さんの顔を一目見て眠りにつこうとした…が。
「……、…え。」
私の後頭部に回された手。その手が誰の手なんて分かりきっていること。
引き寄せられるように再び触れ合えば
「口、開けろ」
熱い目をした瞳に捕まってしまい
「んぅっ、……っ…」
激しいキスが降り注ぐ。
ちょっと待って!
寝てたんじゃなかったの!?
「ん、ちょっ…まって、」
軽く胸板を押してみるけど
その手はいとも簡単に絡め取られてしまい、顔横に抑え込まれる。
「なに?」
「寝てたんじゃ、」
「寝てたけど」
「……!わわっ、」
シュルッと帯を解かれてしまって
「お前が悪いな?」
ニヤッと口角を上げる。
あっ、蒼空さん、
─────スイッチ入ってる。
「あっ…そらさ、んっ……」
分かりやすいほどにそう気づかされた。



