「………………」
眠る蒼空さんのそばでジッとその顔を眺めた。
グッスリと眠っているから、きっと目は覚まさない。
(…………ちょっと、寂しい、かも)
明日も早起きなのだから、寝た方がいいことなんて理解してる。
…………だけど、
もう少しだけ、
蒼空さんの体温を感じてたい。
「失礼しまー…す……」
小さくだけど
断りを告げて
ゆっくりとそのベッドの中に忍び込んだ。
ベッドはもう1つある。
寝るならそっちで寝ればいいのに、
蒼空さんのぬくもりを感じて眠りたかった。
私が中に入っても、起きる気配はゼロ。
あたたかいぬくもりに
スースーと可愛らしい寝息。
ゆっくりと動く心臓の音。
その全てがとても心地良くて
たったそれだけのことなのに
私の心は幸せでいっぱいになった。



