「ね~?お兄ちゃん?」っと可愛らしい笑みを浮かべてお兄さんに話をふる。


「う、うん…………亜美の頼みなら……」


「いや、受け入れちゃだめでしょ!」




思わずつっこんでしまった。


けれど、この人…すごい妹のこと好きなんだな…っと私達3人とも思っていることは同じだと思う。




「亜美って見ての通り可愛いじゃん?
だから速攻惚れさせて彼氏にしちゃおうかなって。


あの人が彼氏ならチョーーーイケメンだし、周りに自慢も出来るし一石二鳥じゃん?


だからお願いしにきたの~」




「亜美って賢い!」
…なんて事を自分で言い始めたから私達は唖然と立ち尽くす。


「結局、蒼空?には断られちゃったけどぉ~

まあでもユーヤもカッコよかったしオールオッケー♪」


「ぅおっ!」




心音さんの腕に飛び付いてきた亜美さんにびっくりして、心音さんから低い声が漏れた。




「亜美、ユーヤのこと好きになっちゃった…
このまま彼氏でいて??」

「え、いや、ちょっ…

そ、蒼空!見てないで助けなさいよ!!!」




腕にピッタリとくっついて離さない亜美さん。


予想もしていなかった展開に焦る心音さんだけど、




「しょーもねぇ茶番見せられて時間の無駄だったわ。

おい、帰るぞ」


「え、ちょっ!」




蒼空さんは私の手首を掴んでスタスタと歩いていく。




「心音さん困ってるけど………」


「ほっとけほっとけ」


「ちょっとーーーー!!!!あんた達!!!
置いてかないでぇーーーーー!!!」




後ろで心音さんの叫び声が聞こえる。


心音さんごめんなさい!
この場にいたとしても何もできる気がしません!
あとは頑張って下さい!!