ニッコリと笑う心音さん。
「簡単に言えば、"彼氏"ってゆー存在が欲しかったからでしょ?」
「っ!!!」
わかりやすく、亜美さんはその言葉に反応した。
「気づいたのは私が学校に迎えに行ったときかしら~」
「こ、心音さん!女口調に戻っています!」
「あらやだ。まあ~でももう解決するしいいじゃな~い」
急に女口調に戻った心音さんにそう声をかけたけれど、もう終わるからってスーパー笑顔でオネェに戻ってしまった。
優也さんかっこよかったのになぁ……
なんて残念がる私。
「自慢したかったのね、周りのみんなに。」
「っ…、ち、違うし!!
そ、そんなんじゃないし……!」
「も~!わかりやすい子!」
ツンっと亜美さんの頬をつっつく心音さん。
「周りの子達に羨ましがられたかったのよねぇ~?」
「羨ましがられたかった…?
……あ、もしかして彼氏がいるってことを!?」
「そ♪さすが月姫ちゃん!後でチューしてあげる♪」
チュッ、と投げキッスを私に飛ばす。
いつもならちょっと避けるけど、今日の心音さんは男装しててカッコいいからありがたく受け取ることに。



