次の日もいつものように学校の近くで亜美さんを待つ俺。




「ユーヤっ、お待たせ!!」

「ん、今日も1日お疲れ」




少し経つと亜美さんが学校から出てきて俺の元へと走ってくる。




「ねえ、今日どこか行かない?」




そして、いつものように俺の腕に自身の腕を絡ませる。




「いや、その前に報告したいことがあるんだ」

「ん~?なぁ~に?」



ピトッと身体を密着させてきた亜美さん。




「俺さ、ストーカー誰か分かったわ」




その瞬間、ピクッと亜美さんが反応した気がした。




「え、誰!?」

「今もあの電柱にいるよね」




チラリと後ろの電柱に視線を送り、




「ちょっとここで待ってて」




驚いた表情を見せる亜美さんにそう言うと、俺はその電柱に近づいた。



そのストーカーも俺がこっちに向かっていることに気がつくと、


その場から逃げようと焦り出すストーカー。




「逃げても無駄だよ。俺、誰か知ってるからね」

「っー!!」

「ね?…亜美さんのお兄さん」




ビクッと反応する亜美さんの兄。




怯えているのか逃げようともしないから意図も簡単に捕まえることが出来た。




「もうその帽子も必要ないんじゃないですか?」




近づいて、その深くかぶった帽子を取り上げると




「またお会いしましたね。お兄さん」

「っ、」




お兄さんは怯えた様子で唖然と俺を見つめていた。