「……………」
「あ、こんばんわ」
「…!!」
亜美さんの家の前に来た俺は、数分経ってからその家の前にやって来た男に挨拶をする。
「亜美の彼氏の……」
「はい。優也と言います」
「あ、俺は…亜美の兄です」
「存じています」
ペコリと頭を下げると、その男は苦笑いを浮かべた。
「あ、ああ…そういえば亜美がよく家で話をしているよ、キミの事」
「そうですか。それは嬉しいです」
「ところで…何しに来たんだ?」
「ああ、忘れていました。コレ、亜美さんの忘れ物です。
渡しといてくれますか?」
お兄さんに渡したのはリボンのついたヘアーゴム。
「ああ…分かった渡しておくよ」
「ありがとうございます。それじゃあ」
そう言って、その家から立ち去る俺。
(あのヘアーゴム、実は俺のなんだけどね~)
ただ、確かめたいことがあったから来てみただけ。
(なるほどね)
確信は出来た。
ほんと、よくやるよこんな事。



